
はじめに
赤ワインと白ワイン。色の違いはパッと見で分かりますが、「どう違うのか?」と聞かれると、うまく答えられない人も多いのではないでしょうか。この記事では、赤と白のワインの基本的な違いを分かりやすく紹介しながら、これまで取り上げた人気の品種に加えて、ぜひ知っておきたい代表的なブドウ品種もまとめてご紹介します!
1. 赤ワインと白ワインの基本的な違い
赤ワインと白ワインの違いは、大きく分けて以下の4つ:
- 原料の違い:赤ワインには黒ブドウが使われ、白ワインには白ブドウが使われることが多いです(ただし、白ワインに黒ブドウを使う例もあります)。
- 造り方の違い:赤は果皮ごと発酵し色素やタンニンが抽出されます。一方、白は果汁のみを使って発酵します。
- 味わいの違い:赤は渋み(タンニン)やコクがあり、白はフレッシュで酸味が際立つ傾向があります。
- 料理との相性:赤ワインは肉料理、白ワインは魚料理や前菜と相性がよいとされています。
2. おさらい:代表的な品種
- カベルネ・ソーヴィニヨン(赤):しっかりとした渋みとコク。ステーキなどに。
- ピノ・ノワール(赤):軽やかでフルーティー。鴨料理・きのこ料理に◎。
- シャルドネ(白):バターのようなリッチな味わいが魅力。
- ソーヴィニヨン・ブラン(白):すっきり爽快で、柑橘やハーブの香りが特徴的。
3. もっと知りたい!有名ブドウ品種
赤ワイン品種:
- メルロー:柔らかく飲みやすい。果実味が豊か。
- シラー(シラーズ):黒コショウやスモーキーな香り。肉料理と好相性。
- テンプラニーリョ:まろやかでバランスよく、樽熟成による複雑さも楽しめる。
- サンジョヴェーゼ:酸味しっかり。トマトソース系パスタと相性抜群。
- ガメイ:タンニン少なめ。軽やかでチャーミング。
- ジンファンデル:濃厚な果実味とスパイス感。BBQなどにも合う。
白ワイン品種:
- リースリング:香り高く、甘口〜辛口まで。ピリ辛料理にも◎。
- モスカート:甘く華やかな香り。デザートとの相性◎。
- ピノ・グリ:爽やかで軽快。冷製パスタやサラダにも。
- ゲヴュルツトラミネール:ライチやバラの香りで個性的。
- ヴィオニエ:アプリコットや桃の香り。濃厚な魚介とも好相性。
- グリューナー・ヴェルトリーナー:爽快でスパイシー。和食にも◎。
4. まとめ:シーンで使い分けよう
赤と白、どちらも個性と魅力があり、違いを知ることでさらに楽しさが広がります。好みに合うワインを見つけるには、実際にいろいろな品種を試してみるのが一番おすすめです。
最初は難しく感じるかもしれませんが、少しずつ覚えていけば、ワインの世界はどんどん豊かになります!
次回の記事では、
「ワインのラベルってどう読むの?」
初心者が戸惑いやすいラベル記載用語・表示・格付け・産地名称などをやさしく解説します。
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